2017/07/22

【蔵書より】夏目漱石 三四郎(春陽堂版:復刻版)



夏目漱石 三四郎
春陽堂  明治42年5月13日 初版発行の復刻版
(精選 名著復刻全集 近代文学館)
製作 (株)ほるぷ出版
    東京連合印刷(株)
印刷 昭和47年6月1日 第1刷






春陽堂版 初版の奥付


こちらは日本近代文学館の復刻版独自の奥付

漱石さんの本は装幀が美しいことで有名。
作品の内容もさることながら、
デザインを愉しむことも古書愛好の醍醐味と思う。
まさに本は総合芸術。


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2017/07/02

【蔵書より】開高健 花終る闇(新潮社版)



開高健 花終る闇
新潮社版 単行本 平成3年12月25日 第3刷
印刷 大日本印刷(株) 
製本 加藤製本(株)
装画 岸田淳平











「輝ける闇」と「夏の闇」を以前読んでいる。
この「花終る闇」と合わせて三部作とよく言われる。
この本を見つけたとき、迷わず買おうと思った。
残りの一作をどうしても読んでみたいと思っていたから。
でもその作品が未完であったとは知らなかった。

私の場合、読みたいと思った本を探して都度買うのではなく、
古書店や古書市をぶらぶら歩いてみて、
その日に出会って読んでみようと思った本を買って帰る。
ひとつだけ、きまりごとを設けていて、
自分の足で持って帰れるだけの量しか買わない、ということ。

この本を買った日はたしか、
開高さんの本とよく出会う日で
他にも何冊か買った。


2017/06/27

【蔵書より】三島由紀夫 金閣寺(新潮社版)



三島由紀夫 金閣寺
新潮社版 単行本 昭和32年3月10日 第11刷
印刷 精興社 
製本 新宿・加藤製本
装幀 今野忠一



カバーを外すと単色の装丁。
三島さんの装丁はこのスタイルが多い気がする。
目が覚める様な紅。



「金閣寺」は新潮文庫で読んだのが最初だった。
今の部屋に越してきたとき、
蔵書は殆ど売ってしまったので「金閣寺」は手元になくて、
古書市でこの本を見つけた時はすぐに手に取った。
というか、いつか古書で単行本を見つけた時は
絶対に購入しようと前から思っていた。

さいきん、三島さんの作品に触れていない。
今読んでいる本を読み終わったら、
未読の三島作品を読んでみるのもいいかもしれない。


2017/06/04

【蔵書より】谷崎潤一郎 猫と庄造と二人のをんな(創元社版)



谷崎潤一郎 猫と庄造と二人のをんな
創元社版 昭和14年9月10日発行 第13刷
装幀挿画 安井曾太郎






改行せず、奥付に文字をびっしり詰めるのは
谷崎さんの本ではよくあるやり方。


天、小口、地のすべてを青く着色しているのは珍しい。

谷崎さんの本は装幀に凝っているものが多いと思う。
漱石さんも凝り性だけれど、こちらも全然負けてない。
この本はタテヨコの比率がちょっと他には見られないし。

本という「モノ」を、ひとつの総合芸術と捉えていたのだと思う。
そういう考え方には私も大いに賛成。
何より手にとって愉しいわけだし。

奥付の検印も、いったい何種類持ってたんだろう。
お洒落すぎる。


2017/06/03

【蔵書より】島崎藤村 仏蘭西だより(新潮社版)



島崎藤村 仏蘭西だより
新潮社版 初版
印刷 富士印刷(株) 大正11年5月30日
製本 記載なし


巴里リュキサンブウル公園


佛國中部リモオジユの町


オート・ヴィエンヌの秋





ちょうど藤村さんの「新生」を読んでいるので
今日はこの本を棚から出して来た。
以前、何の脈絡もなしに買った本だけれども、
「新生」を読み進めると、藤村さんが仏蘭西滞在中に
日本に書き送った文章を集めたものがこの本なのだと気づく。
実はまだ読んでいない。
「新生」を読んだ後で時間を作って読んでみようと思っている。