2017/01/21

カミュ 異邦人(新潮文庫)



アルベール・カミュ 異邦人 窪田啓作 訳
新潮文庫 第57刷
印刷 錦明印刷 昭和52年6月20日
製本 錦明印刷
カバー 麴谷宏



この本は昨年末、
神保町にある古書店の均一台で見つけました。
カミュの「異邦人」は読んだことがなくとも有名な作品です。
いわゆる、読んでおくべき作品を均一台でみつけた場合は
さいきん買っておくようにしています。すぐには読まなくとも良いのです。
やはり本は手元になければ読まないものです。
私の場合、小説については電子書籍よりも
紙の本で持っていたいと思います。
たとえば実用書であれば電子書籍でも良いと思います。
でも小説は、自分の部屋にその物語を宿した紙の本が
そこに在るという感覚や、紙面に在る物語に自分の指で触れたい、
という思いがあります。
古書であれば、そこに記された物語はもちろん、
その本自身にも、造られてから様々な人の手を経て私の元に在る、
といった物語を宿しているものです。
小説はそういう感覚や紙の匂いを感じながら読みたいと
私は思います。

ところで先に書いた「読んでおくべき作品」ですが、
そう言っても色々な定義がある様に思います。
私にとっての必読書は、
その時代を代表する文学作品であるにもかかわらず、
まだ触れていないもの、ということになります。
ドストエフスキーもトルストイも、このカミュについても
ただ一つの作品ですら、私はまだ読んでいないのです。

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2016/12/31

三島由紀夫 潮騒(新潮文庫)





新潮文庫
昭和52年4月10日 68刷
印刷所 塚田印刷株式会社
製本 憲専堂製本株式会社

12月30日。昨日も神保町を歩きました。
昨日あたりが年内最終営業のお店も多かったのかも知れません。
もう日も暮れていましたが、
三茶書房の均一本(100円)コーナーで七冊買いました。
これはその内の一冊です。

三島由紀夫の「潮騒」は以前も新潮文庫で持っていましたが
引っ越す前に手放してしまったので、
100円ということもあり、また手元に置いておきたくて買いました。

この本が印刷されたのは昭和52年ということで、
私が生まれた年の翌年になります。
四十年近くも経つと、さすがに頁の紙面もヤケが入っています。
でも私は古書のヤケというものが嫌いではありません。
経年の「味」と言いますか、時間の流れを感じることができて
良いのではと思っています。