2017/05/13

雨日の蔵書印押し



昔とはちがうのだし、
今どき蔵書印なんて押す人も
変わってると思われるかもしれないのだけれど、
少しまえに蔵書印をつくった。
こういうものは一生にひとつだろうと思って
職人さんの手彫りでお願いした。

棚の本を少しずつ取り出しては
こうして印を押してゆく。朱肉は印泥を用いるので
乾きにくく、最低でも丸一日はこうして置いておく。

一冊一冊、印を押してゆく作業は
なぜかとても落ち着く。
私の本のなかには、以前の所有者の署名があったり、
蔵書印の押された本もある。
それを眺めていると、いったいどんな人が
ページを繰っていたのだろう、とか
この本を手放した理由は何なのだろうとか
色々と考えが巡る。

本を手元に置く楽しみは、
きっとそういうところにもあるのだと思う。

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2017/05/13

休日の窓



今日は朝からずっと雨で、
しかも降ったり止んだりという訳でもなく
一日中だらしなくずっと降りつづいている。

窓外では椿も、雨に打たれて
葉を揺らしている。
その上ではムクドリが一羽、
電線で濡れている。
わざわざそんなところで
羽を濡らさなくてもいいのにと思う。

五月といっても、
今日の雨はすこし冷たい。

2017/04/16

【雑記】畳のうえで春の風と



今日は朝から掃除洗濯をしている。
掃除は終わった。
洗濯機はあと二回くらい。
ぐるぐる回るその音を聞きながら
インスタントの珈琲を淹れた。

網戸の風が気持ちいい。
たぶんこんなに上出来の風は
今年最初で最後だろう。

窓外ではシジュウカラが
ツツピと鳴いてる。
洗濯物が揺れている。

私の部屋は丘の上だから、
風も素直だ。



2017/04/09

【雑記】便利なBOOK DARTS



あとで読み返したいけれど、
そのページが見つからないことはよくある。
そんなとき、このBOOK DARTSは便利。

紙の栞とちがって
ページが開いた隙に落ちることもないし、
特定の行をしっかりブックマークできる。
きのう池袋のジュンク堂書店2階で見つけて買った。

私は12個入りを買ったのだけれど、
何か適当なケースがないかと
思いついたのが無印良品のヘアピンケース。
ちょうど良い大きさ。これに入れて本と一緒に持ち歩こう。

ちなみに、このBOOK DARTSは
BIBLIO PHILICというブランドの製品なのだけれど、
このブランドは本を読む人にとって便利な道具を
色々と扱っていて面白い。


2017/03/28

【雑記】物として残るということ



私は今の部屋に引っ越す前、
持っていた本のほとんどを手放してしまいました。
量が多かったので車で引き取りに来てもらって、
それで買い取って貰ったのです。

そのときはそれですっきりした気分でしたが、
あとで本を売り払ってしまったことを
すこし寂しく思いました。
余分な物は持たない方がいいと思う反面、
文学作品の本だけは棚にずっと並んでいても良いと、
そんな考えになりました。

今の生活では、
実用的な本や漫画については電子書籍で読み、
文学作品については「本」という体裁で
本棚に残しておくことにしています。

読み終わり、記憶の片隅で
どんどん小さくなってゆく作品も、
本として棚に並んでいれば生活の中で
視界には入っているのだから、
自分のなかでいつまでも消えずに
引っかかるものであり続ける。
そんなことを、とある古書店のかたが
仰っておられるのを聞きました。
私もその考えには共感できるのです。