2017/04/09

【雑記】便利なBOOK DARTS



あとで読み返したいけれど、
そのページが見つからないことはよくある。
そんなとき、このBOOK DARTSは便利。

紙の栞とちがって
ページが開いた隙に落ちることもないし、
特定の行をしっかりブックマークできる。
きのう池袋のジュンク堂書店2階で見つけて買った。

私は12個入りを買ったのだけれど、
何か適当なケースがないかと
思いついたのが無印良品のヘアピンケース。
ちょうど良い大きさ。これに入れて本と一緒に持ち歩こう。

ちなみに、このBOOK DARTSは
BIBLIO PHILICというブランドの製品なのだけれど、
このブランドは本を読む人にとって便利な道具を
色々と扱っていて面白い。


2017/04/08

【蔵書より】佐藤春夫 美人(新潮社版)



佐藤春夫  美人
新潮社版 第7刷
印刷 富士印刷(株) 大正13年4月20日







佐藤春夫という作家には
今までまったく縁がなくて読まずじまい。
古書市の会場で見つけた。
最初は素通りだったけれども、会場をひと巡りし終わっても
何か引っかかるものがあって、とうとう購入。
この本は短編集。まだ読んでないけれど、
読書日記でそのうち書くことになるか。


2017/04/06

【読書日記】安部公房 無関係な死



2017-18
安部公房 無関係な死(新潮社版 初版)
78頁まで

今朝から公房さんを読んでいる。
表題作を含む小説集で、
たしかこれは神保町の三省堂古書館で買った本。
公房さんの作品は考えてみたら、今まで長編ばかり読んできた。
それに昨日まで読んでいたのが大江さんの難解な作品だったので、
こういう短編集はすこし気分転換になるかもしれない。

表題作「無関係な死」は奇妙な物語。
ある日、アパートに帰宅したら
知らない人の死体が床の上に転がっていたというもの。
主人公はどうやったら自分に疑いが向けられないで済むか
(もちろん主人公は犯人ではない)色々と画策してゆくうち、
ドツボに嵌って、結果的に一番怪しまれるのは自分、という
なんとも皮肉な状況に陥ってしまうというもの。
でもこの作品、自分がもし主人公であったらどうかと考えると、
果たしてどのくらい冷静な判断ができるか私も怪しい。
さすがに、自分の部屋に死体が転がっていたことはないけど、
例えば職場とかで、似たようなことはあるかと思う。
あれこれ変に気を回さず素直に対応しておけば良かった、
みたいなことが。

「人魚伝」は男らしい願望の視点で書かれた物語だと思う。
海の中で人魚に出会い、彼女と一緒に住みたくて
浴槽付きのアパートまで借りてしまう男の話。
しかも、わざわざ海に近いところに部屋を借りて、
船に乗り沖まで行ってドラム缶で海水を運んでくる始末。
これはまだ読んでいる途中。
やっぱり公房さんの小説はいい。


2017/04/05

【読書日記】大江健三郎 みずから我が涙をぬぐいたまう日



2017-17
大江健三郎 みずから我が涙をぬぐいたまう日(講談社版 初版)
読了

先日も書いたけれど、
この作品は難解だと思う。
これを読んで他の人はどんな感想を抱くのだろうと思い、
ネットで色々の人の感想を読んでみたけれども、
少なからず、私と同じ思いの人は多い様子。

内容もさることながら、
この作品の形式に最初は戸惑うかと思う。
読者は口述筆記で記されたものを読み進める訳だけれど、
その合間合間にその口述を書き記す人間と
主人公とのやりとりが挟まれたりしていて、
ちょっと別の部分でも頭を使うかもしれないし、
作品中に現れる事物に
どう反応したら良いのか分からない、
といった体験もした。

この本には表題作のほか、
「月の男(ムーン・マン)」という作品も収められている。
表題作と関連のある作品であることが
最後の方まで読むとわかる。

大江さんがこれらの作品を書いたのは
三島事件がきっかけであるらしく、
「月の男」でイルカの格好をして焼け死んだ男など、
どこかあの事件を想わせるところがあるし、
この本の最初に収められている
「二つの中篇をむすぶ作家のノート」にも
三島さんのことと思われる記述もある。

この作品はきっと、
もういちど読まないといけない気がする。