2017/05/13

雨日の蔵書印押し



昔とはちがうのだし、
今どき蔵書印なんて押す人も
変わってると思われるかもしれないのだけれど、
少しまえに蔵書印をつくった。
こういうものは一生にひとつだろうと思って
職人さんの手彫りでお願いした。

棚の本を少しずつ取り出しては
こうして印を押してゆく。朱肉は印泥を用いるので
乾きにくく、最低でも丸一日はこうして置いておく。

一冊一冊、印を押してゆく作業は
なぜかとても落ち着く。
私の本のなかには、以前の所有者の署名があったり、
蔵書印の押された本もある。
それを眺めていると、いったいどんな人が
ページを繰っていたのだろう、とか
この本を手放した理由は何なのだろうとか
色々と考えが巡る。

本を手元に置く楽しみは、
きっとそういうところにもあるのだと思う。

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