2017/06/17

【読書日記】島崎藤村 新生(春陽堂版)



2017-25
島崎藤村 新生(春陽堂版 初版)
読了

今月に入るくらいからたびたび喘息がひどくなり、
咳でよく眠れない日が続いた。
つくづく、本を読むということは
体力が要るのだと感じた。
ほぼ1ヶ月、私は常にこの「新生」をカバンに入れて
職場と部屋との間を往復していたことになると思う。
なかなか読み終えることができなかった。

この小説は藤村さんが自分のことを書いたもの。
姪との関係を書き綴ることへの心の葛藤が
痛いくらいに伝わってくる。

最初は身籠った姪を置き去りにして
仏蘭西へ逃げるのだと、
ずいぶんひどい男だとも思ったけれど、
読み終わった今となっては
苦しんだ上での決断だったのだと思う。
実際、仏蘭西へ行ってからも
何もかも忘れて新しい生活を楽しむでもなく、
常に姪や自分の子供たちのことを思う様子が
描かれている。


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