2017/08/05

【読書日記】堀田善衛 橋上幻像(新潮社版)



2017-41
堀田善衛 橋上幻像
新潮社版 初版
読了

三部に別れた構成になっている。
けれど、それら三つの話は独立してる。
いずれも背後に戦争というものが在り、
唯それが共通する部分かもしれない。

表題にも含まれる「橋」が、
この作品にとって重要だと思う。
それは人と人、或いは国と国の間に
存在するものであり、
過去と現在、現在と未来の間に
在るものかもしれない。

上から見下ろすとY字の形をした
三方を接続している橋。
離れた事物を繋ぐということ、
それら三者の関係性、
交わる地点で起こる事象、
そしてそこに立ってみるということ。
都市の一部を成すものに留まらず、
橋は世の中に起こる様々な事象の
象徴の様なものでもあるかもしれない。

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