2017/01/18

【読書日記】2017年1月17日~18日



大江健三郎 芽むしり仔撃ち(新潮文庫 第48刷)
94頁まで
読書番号2017-7

四章まで読みました。
感化院、という言葉はこの小説を読んで初めて知りました。
現在では児童自立支援施設と呼ぶそうです。
犯罪を犯した児童や、する恐れのある児童、
家庭環境要因により生活指導を要する児童を
入所・通所させる施設ということです。

この小説が描く時代は戦争末期ということですが、
感化院の児童が集団疎開させられるお話です。
児童たちに対する周りの大人の接し方がとにかく酷いです。
途中で脱走しようとするものがあれば半殺しにしますし、
受け入れ先の村では、死んだ(しかも腐敗している)家畜を
土の中へ埋める作業をさせられたり、
挙句の果てに、村に疫病が流行りだしたと見るや、
その感化院の児童を置き去りにして村人たちは別の村へ去ります。
しかも、児童たちが追いかけて来られない様に工作までするのです。
救い様のないお話に思えます。少なくとも今日読んだところまでは。

さて、今日は仕事帰りに松屋銀座に寄りました。
「第33回 銀座古書の市」が本日より開催されており、
ちょうど途中下車すれば気軽に寄れる処なので
行ってみたのです。本だけでなく紙モノを広く扱っていました。
でも文学作品はあまり多くない様に見受けられ、
一冊も買いませんでした。
会場の棚を一通り流し見して帰ってきました。

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