2017/01/19

安部公房 砂の女(新潮社単行本)



安部公房 砂の女
新潮社 第14刷
印刷 光邦印刷株式会社 昭和42年10月30日
製本 神田加藤製本所
装幀 香月泰男



「砂の女」はたしか、
私が読んだ初めての安部公房作品でした。
新潮文庫で読みました。
引っ越し前にその文庫は手放してしまいました。
安部公房は好きですし、
今度は単行本で出会いましたので
また手元に置いておきたくなったのです。



「砂の女」。
表題がまず色々の想像をかき立てるのですが、
これは本当に不思議なお話です。
こんな話、現実にはないだろうと思うのですが、
こんな一文から始まります。
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八月のある日、男が一人、行方不明になった。
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今、これを書きながらペラペラとページを処々繰ってみたのですが、
結構忘れているところもありますね。
砂の底に棲む女から男が逃げられない、
というお話なのですが、
安部公房の描く物語の世界はちょっと現実離れしている様で、
それでも、そこに置かれた登場人物の心情描写は極めてリアルです。
独特の世界観は読んでいて飽きるということがありません。
「箱男」も然り。段ボールの家で生活している人は何度も見ているけれど、
段ボールをかぶって歩き回っている人など見たことはありません(笑)。

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