2017/01/22

【読書日記】2017年1月22日



サルトル 嘔吐(人文書院 サルトル全集第六巻 第2版)
読書番号2017-8
64頁まで

この小説は一度読んだだけでは
もしかしたら理解できないかもしれないと感じ始めています。

サルトルが実存主義というものを
具体例を描くことで伝えようとしている、というのが
この小説の本懐なのだと思います。
日記という形式も相まって
淡々と自身の内への問いかけ、
外部から感覚するものを読み進めることとなります。

この小説を読み始める前に、
実存主義についてWebで調べたり
サルトルの思想を扱ったNHK番組をもう一度見たりもしました。
実存(いまここに在る現実・事物)と本質(性質・目的)の関係。
存在するという事実が先に在るのであって、
本質は後からそこに宿るという考え方。
私たち個々もまず、偶然この世の中に存在しているのであって、
本質は後からそこに加わる、ということになるのでしょうか。
今日の自分自身が本質として元々在ったのではなく、
今日の自分に成ろうとして(成るような生活を選んできて)成った。
ということになるのでしょうか。

でも、だからといって、
「それが一体何だというのでしょうか」というのが
今の私の正直な考えです。
実存が本質に先立つということを知ったところで
何か得るものがあるのか、ないのか、判らないのです。
もうすこし読み進めてみます。


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