2017/02/12

安部公房 他人の顔(講談社 単行本)



安部公房 他人の顔
講談社単行本 第2刷
印刷 (株)常磐印刷所 昭和39年11月20日
製本 大光堂
装幀 松本達



安部公房「他人の顔」です。
この小説はすこし前に読書日記でも触れました。
その時は新刊書店で買った新潮文庫で読んでいました。
その後すこしして、西部古書会館の古書市で
単行本が並んでいるのを見つけて買いました。
同じ小説を二度も買うというのは無駄な様な気もするのですが、
好きな作家ですし、すこし経ったら単行本で読むのもいいなと
思ったのです。

この小説はどうだか判りませんが、
時々、文庫化する際に作品の一部内容を変更する場合などもあり、
まったくの無駄でない場合だってあるのです。
そしてなにより、
その小説が世に出た時の姿に(厳密には第二刷ですが)接する
という愉しみもあるのです。



この本の装幀ですが、
一枚目の写真に載っている表紙の卵の様な物体は
おそらく、のっぺらぼうの「顔」なのではないかと思っています。
そもそも人間の顔とは何か、ということもこの小説のテーマのひとつ
ですので、そういう感覚を表しているのではないかと。
そして三枚目の写真は表紙の裏側の様子です。
のっぺらぼうの後に公房さんの顔が出てくるというのも、
ちょっとしたユーモアを感じます。

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