2017/03/12

志賀直哉 早春(小山書店版 単行本)



志賀直哉 早春
小山書店版 単行本 第3刷
印刷 帝都印刷(株) 昭和17年11月5日(二千部)
製本 山田製本工場
配給元 日本出版配給(株)







こういう本を見るとつくづく、
本というものは総合的の芸術だと思います。
中身の物語はもちろん、書体や活字の大きさバランス、
紙の質感、色の合わせ具合、装画。
こういったものがすべて併せられて、
ひとつの作品になるのだと思います。

函の紅がいいです。取り出すと、
表紙にも紅い花が美しいと思います。

小山書店、という出版社を私は初めて知りました。
Webで調べてみると、かつて存在した出版社だそうですが、
D・H・ローレンス「チャタレイ夫人の恋人」(伊藤整 訳)を
出版したことで、わいせつ物頒布罪に問われ、
その影響もあり倒産した様です。

志賀直哉の作品は、
文庫で「暗夜行路」を読んだことがあります。
ただ、あまり身を入れて読んでいなかったので、
ほとんど印象に残っていないのが正直なところです。
この「早春」もたまたま古書市で出会ったのであって、
志賀作品をきちんと読んでみるきっかけに
なればいいと思います。


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