2017/05/15

【蔵書より】川端康成 雪国(創元社版)



川端康成 雪国
創元社版 単行本 第八刷
印刷 理想社 昭和12年7月5日 発行
製本 兩角製本
装幀 芹澤銈介




有名な書き出し。



川端康成の「雪国」。
ずいぶん前に新潮文庫で読んでいるけれど、
古書市で見つけ、
単行本で持っていても良いなと思い買った。

この作品は旧仮名遣いでも読んでみたいと思った。
以前も書いたかもしれないけれど
川端さんの小説は情景が美しいので、
物語を読んでいながらも
詩を愉しんでいる様な感覚も覚える。

一頁あたりの文字数や行間は
このくらいがいちばん、
読んでいて心地良いかもしれない。


2017/05/13

雨日の蔵書印押し



昔とはちがうのだし、
今どき蔵書印なんて押す人も
変わってると思われるかもしれないのだけれど、
少しまえに蔵書印をつくった。
こういうものは一生にひとつだろうと思って
職人さんの手彫りでお願いした。

棚の本を少しずつ取り出しては
こうして印を押してゆく。朱肉は印泥を用いるので
乾きにくく、最低でも丸一日はこうして置いておく。

一冊一冊、印を押してゆく作業は
なぜかとても落ち着く。
私の本のなかには、以前の所有者の署名があったり、
蔵書印の押された本もある。
それを眺めていると、いったいどんな人が
ページを繰っていたのだろう、とか
この本を手放した理由は何なのだろうとか
色々と考えが巡る。

本を手元に置く楽しみは、
きっとそういうところにもあるのだと思う。

2017/05/13

休日の窓



今日は朝からずっと雨で、
しかも降ったり止んだりという訳でもなく
一日中だらしなくずっと降りつづいている。

窓外では椿も、雨に打たれて
葉を揺らしている。
その上ではムクドリが一羽、
電線で濡れている。
わざわざそんなところで
羽を濡らさなくてもいいのにと思う。

五月といっても、
今日の雨はすこし冷たい。

2017/05/13

【読書日記】河野多惠子 男友達



2017-24
河野多惠子 男友達(河出書房版 再版)
読了

読み終えた。
まだまだ、知らない作家の作品を
これから開拓していって読んでみないといけない、
そんな風に思う。

私は別に、文学で生計を立てている訳でなく、
自分の仕事と読書もまったく関係がないのだけれど、
本を読むことは続けてゆきたい。


2017/05/10

【読書日記】河野多惠子 男友達



2017-24
河野多惠子 男友達(河出書房版 再版)
122頁まで

ここ数日、「男友達」を読んでいる。
神保町の均一台で最近見つけた本。
河野さんの作品は初めて読む。

登場人物の仕草についての描写が独特で、
何気ない仕草でもけっこう細かいところまで描いている。

この本の初版は昭和四十年。
アパートの大家が住人の生活に干渉する様子、
主人公の市子が会社で窓外を眺めている場面で
都電が自動車に囲まれている様子など、
時代を感じさせる。

当時は携帯なんて無かったので、
電話の取り次ぎの様子など読んでいて面白い。